今回は司法書士の研修の話ですが、司法書士試験合格直後に行われている新人研修等の話ではなく、司法書士登録後の単位会等の研修の話ですので、お間違えのないようにお願いいたします。
さて、司法書士登録をした後には、絶対に受けなければならない研修があります。
具体的には、毎年受けなければならない研修や、何年かに1度受けなければならない研修があります。
私も司法書士なので、むろん受けているのですが、結論としては、私個人にとっては全く意味がない研修と思っております。
どういうことかというと、普段自分のやっている業務と関係ない話か、又は、関係あっても例外的な事例ばかりのため、実用性がない研修となっております。
つまり、普段というか、今まで私がやってきている業務は、①借金に困っている人と直接面談して債務整理等の依頼を受けてくる、②不動産決済に行ってからオンライン申請をする、という2つだけであり、それ以外のところはフワッとしかわからないまま業務をやっております。
なので、法務局や簡易裁判所へ行ったことは全くありません(家屋証明書を取りに市役所へ行ったり、抹消書類を受け取りに金融機関等へ行くことはよくありますが)し、司法書士事務所がどうやって仕事を取ってきているのかも知りません。
すなわち、司法書士業務は、事前準備8割、当日2割とよく言われていますが、私はベテラン司法書士でありながら、当日2割の部分しかやったことながないという稀有な司法書士なのです。
これは、私の場合、ずっと雇われで、かつ、分業制の司法書士事務所しか所属したことがないことに起因しております。
そのため、研修を受けても、講師の司法書士の先生方が何言っているのかよくわからないですし、他の司法書士の先生方とのディスカッション研修も差し支えないことを言って乗り切るだけの時間となっております。
今までこのブログでは、私が一流司法書士であるかのような雰囲気を出していましたが、ただの虚栄でした。
申し訳ございません。
で、結論として何が言いたいのかというと、運転免許証更新時の講習のように、短時間で一般的な事例で、ポイントだけ教えていただけるような内容の方が優れておりますので、司法書士の研修も年に1時間くらいで一般的な事例を題材にしていただいて、ポイントだけざっくり教えていただける内容になればいいなと思っております。
ではまた。
私の努力、とくと見届けてくださいませ!